【イベント紹介】Go Global Hub 第3回 〜日本と世界 スタートアップとVCの架け橋〜
🎯キーポイント
スタートアップ事業のサステナビリティーには、投資家ネットワーク、資本、タイミングがキーポイントです。
スタートアップ事業の発展には、起業家側の「モノづくり」と「製品価値の正しい伝達」、投資家側の「資本」や「ネットワーク」、そして両者をつなぐ交流機会やパートナーの存在が欠かせません。
近年のスタートアップ事業は、AI活用による最適化・効率化を様々な分野に応用する形が続いています。今回は、医療、教育、広告、美容、金融業界などからスタートアップ企業の参加がありました。
日本を取り巻くスタートアップ事業の動向は、グローバル進出とローカル参入の2方向があります。新規市場参入には、新たなストラテジー策定が必要になることがあります。ターゲットに合わせたローカライズやパートナー戦略が重要な鍵となります。
皆さん、こんにちは!
スタートアップ事業の立ち上げや支援にご興味のある方はいらっしゃいますか?
先日都内で「Go Global Hub #3 Global Connector Salon」という起業家と投資家を繋げるミートアップイベントが開催されました。
実はこのイベント、弊社Build+(ビルドプラス)も後援を務めております。
今回のブログは、日本語でのダイジェスト体験レポートをお届けいたします。
是非、ご一読ください。
パネルディスカッションの学び
第3回となる今回は、3名のゲストスピーカーが登壇し、VC(ベンチャーキャピタル)とスタートアップのあり方についての議論を行いました。
こちらが、ゲスト登壇者と各ディスカッションのテーマです。
ゲストスピーカーのご紹介
投資家コミュニティサイド
この日の公演に合わせて、特別に来日準備をしてくださるパッションの持ち主です。素晴らしい経歴の持ち主ながら、とても気さくな方でしたよ。
投資家企業サイド
パネルディスカッションのテーマ
スタートアップ事業を巡る「サステナビリティ」、「スケーラビリティー」、「ダイバーシティー」の鍵とは?
来季一年でスタートアップ支援事業を展開する場合の戦略プランとは?
スタートアップ事業がグローバル展開を検討するタイミングとは?
スタートアップ事業で大切にしたい、「資本を超える価値」とは?
スタートアップ事業へ送る一言
投資家コミュニティ、投資企業、パートナー企業という、三者三様の視点からの興味深い洞察が得られましたよ。ここからは、各テーマに対する見解をご紹介いたします。
テーマ1:スタートアップ事業を巡る「サステナビリティー」、「スケーラビリティー」、「ダイバーシティー」の鍵とは?
回答:視点により回答が別れています。
投資家サイド:「AIを活用した投資先の分析」と「投資家ネットワークの存在」、「ホスト国の環境構築(インセンティブ奨励体制)」がポイントです。投資家が安心して投資を行える環境の構築と維持がサステナブルなスタートアップ事業戦略に欠かせない要因です。
起業家サイド:サステナブルなビジネス展開には、俯瞰的視野の獲得が必要です。各投資家に合わせたテーラードソリューションが求められます。スタートアップ事業が新規市場参入を試みる際、ターゲットの分析不足から業績が伸び悩むケースが少なくありません。個別の投資家やターゲット市場(地域・業界)に合わせたリサーチやソリューションが重要です。
テーマ2:来季一年でスタートアップ支援事業を展開する場合の戦略プランとは?
回答:「起業家と投資家の交流の活性化」の点で登壇者の戦略方針が一致しています。
具体的なプランとしては、交流イベントの開催やコーワーキングスペースの設営があがりました。既にセガサミーホールディングス株式会社では、「TUNNEL TOKYO」という公開コーワーキングスペースを設け、起業家と投資家の交流空間として公開提供しています。さらに、同社では、起業家支援のために社外投資に加えて、支援側としてのさらなる準備(社内資金調整や体制構築)も進行中であるとのことです。
テーマ3:スタートアップ事業がグローバル展開を検討するタイミングとは?
回答:視点により回答が別れました。
パートナー企業目線:「堅牢なビジネスモデルの確立」や「資金調達フローの確立」に加えて、「参入先でのパートナーの獲得」が揃うかがポイントです。中でも金融・テクノロジー部門のビジネスパートナーの存在が、市場開拓の成功を左右します。
起業家目線:待つべきタイミングはありません。重要なのは、日々の「自信が持てる製品作り」であると言います。「モノづくり」を大切にしていれば、結果は自ずとついてきます。
テーマ4:スタートアップ事業で大切にしたい、「資本を超える価値」とは?
回答:
行動面:競争力や順応力がポイントです。日々進化するAIを取り入れ、ビジネスのアップデートを続けることで、競合他社の先を行くリリースや市場の参入開拓が実現します。
交渉面:起業家サイドの製品とエビデンス、投資家サイドの人脈が今後のビジネス成長を決定します。まずは面談で製品価値を十分に伝えることがスタートです。同席した相手との商談に至らずとも、その投資家を介した別口の商談にこぎつけることができます。「製品の真価」と「人的ネットワーク」が新たな価値を生み出します。
テーマ5:スタートアップ事業へ送る一言
回答:各登壇者からのメッセージをご紹介いたします。
下東尚皓氏:新たな可能性を受け入れる広い心と俯瞰的視野を大切にしてください。
Richard Johns氏:失敗は成功への道のりです。立ち止まらないでください。
皆さんは、いかが思われますか?
是非、次回の会合に参加して、登壇者の方や出席者の方と議論を深めてみてください。新たな出会いや刺激が得られますよ。
ここからは、今回参加したスタートアップ事業について簡単にご紹介いたします。
スタートアップ登壇 3分プレゼン
続いてのパートでは、各社3分間の事業紹介プレゼンが行われました。
ここからは、参加企業の業界や傾向などを簡単にご紹介させていただきます。
業界傾向:近年のスタートアップ傾向と同じく、AI活用が大きなトレンドになっています。医療分野、教育分野、金融分野、美容分野、広告業界、マーケティング分野などでのAI駆動による最適化ツール開発を手がけるスタートアップ企業が多い印象です。
参加者傾向:グローバル進出を目指す国内スタートアップ、海外展開を成功させ日本市場への参入を試みる国際スタートアップの両方が参加していました。登壇者の割合は、全8名中7名が国際企業、1名が日系企業でした。
各社のビジネススケール:駆け出し企業から複数地域に参入経験のある多国籍企業まで、ビジネスステージの幅広い多様性がみられました。中には、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、ASEANなど複数の拠点やパートナーを抱えている企業もあり、日本市場参入への意気込みも聞くことができましたよ。
どの企業からも、今後のマーケットを駆け抜けていく新規性やエネルギッシュさが伝わってきました。是非、次回以降のイベントにて、起業家の方からのメッセージに触れてみてくださいね。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
次回、Go Global Hubの第4回は、12月中旬の開催を予定しております。ご興味のある方は、是非公式Webページで最新情報をご確認ください。
このブログが、スタートアップ事業に携わる皆様のお役に立てますと幸いです。
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