キャリアについて考える - ビジネス本からのインプット

みなさんこんにちは。緊急事態宣言も緩やかに落ち着きを見せ、平日も徐々にオフィスワークに戻られている方も多いかと思います。

弊社では、オフィスで働く人数が多くなりすぎないよう、週替わりでオフィスに行くメンバーを変えて出勤している状況です。私も自粛期間中は、自宅でのリモートワークを2ヶ月ほど経験し、この6月に久々にオフィスにて、仲間と対面にて働きました。リモートワークの良さ(自分の業務のみに集中できる)もありますが、仕事に打ち込む仲間を近くに、インスピレーションを貰いながら働く良さにも気づけた最近です。

今回は、自粛期間中に読んだ本の中から、私がみなさんに共有したい内容をお届けし、今後のキャリア選択に活かして頂ければと思います。

そんなコロナの真っ只中でも、実際に現職のキャリアコンサルタントのお仕事をしていて、最近よくお問い合わせを頂くのが、「コロナショックを機に、キャリアを見つめ直そうと思った」ということです。

未曾有の事態を経験し、「現在のままキャリアを積んでいって良いのか?」「食いっぱぐれない手に職をつけた方が良い」「世界恐慌にも動じない体力のある会社を目指す」等、みなさんが考えられたことは様々でしょう。


 
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著者: ひろゆき(西村 博之)。インターネット匿名掲示板『2ちゃんねる』の創設者。複数の会社の取締役を務めながら、執筆、メディア等で活躍中。

読んだ本 - 無敵の思考(2017年, 大和書房)、1%の努力(2020年, ダイヤモンド社)

→ひろゆきさんは、就活時に、サラリーマンとしての道を歩むのではなく、米国留学を経験し、その後自身で起業をするという道を選びました。両著の中で、クリエーターとして、限られた人生の中で、いかに自分の好きなことをして人生の満足度を上げるか?ということに焦点を置き、話が進んでいきます。中でも印象的だった文章が、以下になります。

-いつも最悪の状況を考えておいて、「それでもちゃんと暮らせるよね」という想定ができていれば、リスクを取って面白いことにチャレンジできる

-自分は「だいたい月に5万円あれば暮らせる」ということが自分の中で明確にわかっていた

-安心できるまでお金を稼ぐことより、今の生活で満足できるように考え方をシフトする方が手っ取り早い

-これからの世界は、「スキルを身につけてお金を稼いで幸せを目指すか」と「お金がなくても工夫して幸せを目指すか」に二極化していく

-スキルを手に入れるときに大事なのは、スキルそのものよりも、そのスキルを手に入れる能力

人生において、自分に最低限必要なものを最初に決め、特に贅沢をせずとも自分の好きなことをやって過ごす。もし万が一のことがあれば、友人宅に泊めてもらう、なんでも食べる。お金がなくても工夫して幸せを目指す(何があれば幸せかを決め)。そのためのスキルを学ぶための方法を紹介。いつも自分に心の余裕をもち、来たるチャンスに備えて、両腕をオープンにしておく。


 
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著者: 山下誠司。全国展開する美容室EARTH(アースホールディングス)の取締役。19歳で年収180万円で美容師をスタート。19歳から23歳まで、ほぼ休みなく仕事をし、31歳で年収1億円を達成。

読んだ本 - 年収1億円になる人の習慣(2018年, ダイヤモンド社)

→タバコや家賃を払うのが精一杯であった青年が、いかにして年収1億円になり、他人の幸せを考えられるまでに至るのかを描いた仕事のノウハウ本である。

この本で私の胸に刺さった文言は、

-仕事は質よりもスピード、フライングならなお良し

-会社まで30分以内で通勤できる場所に住む

-落ち込んでいいのは最長3分まで

-稼ぐ人は聞くと褒めるができる人

-物欲こそが年収1億円の原動力

-圧倒的な本気とは、退路を断つこと


ひろゆきさんはクリエーターで、山下さんはサラリーマンとして身を立てられた方で、それぞれの生き方の違いは確かにあります。エッジの効いた本を書かなければならないという立場も少なからずあったかと思いますが、私と同様、皆さんも考えさせられることが多くあるのではないでしょうか?

私が思う、人生において大切なことは、毎日仕事もプライベートも楽しく、幸せであることだと思います。

この思いのもとで、ひろゆきさんのいう「生活の中で、何があれば自分は満足か?」を十分に見極め、人生の大部分を占める仕事の中で、山下さんのように「いかにして仕事にて自己実現を成し遂げるか?」を、私は大切にしていきたいと感じます。

今年がこんなにも変化の多い年になるとは、皆さんのほとんどが想像していなかったはずです。予測できない時代の変化に惑わされることなく、皆が今の幸せを噛み締めながら、良い人生を送ってくださることを切に願います。