初めての事業開発マネージャー職で成功するための5つの秘訣
初めての事業開発マネージャー職で成功を掴む秘訣とは?
この記事を現在、読んでいる方は「事業開発マネージャーになりたい!」っと思っている方と、最近晴れてなられた方が多いのではないでしょうか。
以下で紹介する5つの方法は、キャリア構築のファーストステージにとても効果的です。
もし、事業開発マネージャー職に応募中・応募を検討中の方がおられましたら、ぜひこちらのブログを是非ご一読ください。事業開発マネージャー職の選考過程で重要な5つのポイントを解説しています。
弊社Build+(ビルドプラス)では、何百もの応募者の方の支援し、テック業界の名だたる企業への転職をサポートしてきました。今回のブログでは、事業開発マネージャーとして成功するための5つポイントをご紹介いたします。
メモ:今回ご紹介するテクニックが難しく感じる方へ。コンフォートゾーンを少し出るくらいがちょうどいい成長の機会になります。今日から取り込める実用的な方法をご紹介するように心がけておりますので、是非ご一読ください。
では、本題に入りましょう。
1. 学ぶ姿勢を大切に
事業開発マネージャーとしてのキャリアの幕開けですね。このステージでは、新しいものを吸収する習慣を付けることが重要です。筆者は「学ぶ姿勢」と呼んでいますが、Carol Dweck氏が「成長マインドセット」と呼ぶものと同じです。是非、取り入れてみてください。
ポイントとしては、周囲の先輩に可能な限り多くの疑問を尋ね、より多くのフィードバックをもらうことです。
新しい環境では未熟さを見せたくないからと、質問をするのに気が引けてしまうこともありますよね。
さらに、自信がない内容のフィードバックは、衝撃をダイレクトに感じてしまい、身構えたくもなりますよね。
まずい質問などありません。質問をしなければ、新しいことを知るせっかくの機会が失われてしまうことを忘れないでください。
どんなフィードバックも成長に繋がります。
悩んでいるだけでは、何も解決しません。好奇心に身を委ねてみましょう!
学ぶ姿勢を養うポイント
他部署の同僚と話す機会を持つ
自身の役職についてだけではなく、社内の他の部署の業務内容やその動向を把握しておく必要があります。
休憩時間にコーヒーにでも誘ってみましょう。同僚の仕事内容が分かれば、事業開発目標との関連性が見えてくるかもしれませんよ。
フィードバックをお願いする
作業進捗評価は、評価面談までに定期的にもらうようにしましょう。
上司、同僚、業務に携わる人々から自発的にフィードバックをもらいに行くのがオススメです。
目指すは、スピーディーな吸収とアプローチ方法の調整です。
フィードバックに感謝する
個人的には、フィードバックでパンチをくらったように感じ、言い返したくなる気持ちも分かります。ですが、あくまで個人としての皆さんへの言葉ではないことは忘れないでください。一呼吸置いてから、フィードバック内容の核たる「メッセージ」を考えるようにしましょう。
フィードバックの受け方について、以下のブログで紹介しています。是非、ご一読ください。
2. 粘り強さ
事業開発マネージャーとしてのメイン業務は、ビジネス成長の機会を生み出すことです。業務の中で、強固な関係性の構築が必要とされる場面が多くあるでしょう。しかし、確かな関係性を一朝一夕で築くことは困難です。
接触を試みては、相手から拒まれることが続くでしょう。
ですが、粘り強さを忘れないでください。
事業開発においては、失敗から立ち直る力は才能となり、長期的な成功を達成する決定打となります。
粘り強さを体現するには、どうすればよいでしょうか?まずは、電話をかけましょう。
粘り強さを養うポイント
コールドコールの様式美を会得する
はじめは、気が進まないかもしれませんが、避けては通れないスキルです。
まずは、協力を得たい企業の担当者と交渉する練習からはじめましょう。簡潔さと説得力がポイントです。ここで準備が整ったら、テレアポリストの出番です。断られることがあっても、落ち込む必要はありません。あくまで、業務工程の一環として受け入れましょう。次回に活かせる気づきを得ることが重要です。
個人でイベントに参加する
イベントに参加したら、5人以上の参加者と新なコネクションを築くようにしましょう。
行動意欲を掻き立てるベストなシチュエーションを作るために、参加先に知り合いのいない環境、つまり心理的セーフティーネットのない状況に飛び込みましょう。いい話題が用意できれば、多くの場面で相手の心を掴む会話の滑り出しとして重宝することでしょう。
当たり前なことではありますが、プラットフォームに登録し、企業担当者とメッセージでやりとりをする準備が必要です。ただ、スパムのように迷惑メッセージを送りつけるのはオススメできません。軽い挨拶を送ったり、先方の取り組みに耳を傾け、真摯なアドバイスを伝えるようにするとよいでしょう。
3. 業界ネットワーク構築
事業開発マネージャーとして成功するには、社内外でのネットワーク構築が欠かせません。
業界内で人的ネットワークがあれば、市場動向や新なビジネスチャンスにアンテナをはり、自社に利益のある企業パートナーシップを新規開拓していく助けになります。
以下では、業界を変えての市場調査にあたって、筆者自身が実際に心がけた点をご紹介します。
全て今から取り組めるポイントですよ。
ネットワーク構築戦略
これまで面識のなかった相手と毎日会う
毎日違った人とランチやコーヒーの席を設けるようにしましょう。職場の同僚、パートナー企業の担当者、クライアント、業界内のキーインフルエンサーなどを誘うのがオススメです。
リクルーター業務を始めた頃のことです。チームの一番の先輩(上司のようにお世話になっている方です)が行動目標を示してくれたことがありました。それが、「新人としての最初の一ヶ月は、毎日違う人とランチをすること」でした。当時の私は、リクルーターとしても、この業界でも駆け出しでした。先輩のアドバイスは、「要求される情報を自分のものにするには、カラカラになったスポンジのような吸収力がベストだ」というものでした。
一ヶ月後も、まだ新な業界でプロとして一人立ちできている気はしませんでした。ですが、ファーストコンタクトの取り方や全く面識のない人と交流する方法、たとえプロフェッショナルでない質問でも相手に切り出すテクニックが学べました。
また、思いがけないメリットもありました。業界内の知り合いも20人でき、市場動向などをいつでも共有し合えるネットワークが構築できました。
ただ機会的に毎日新しい人と会えばいいというわけではありません。重要なのは、人々との交流を通して、人的ネットワークを育むタネを植えていくことです。将来的に、得られた人の輪を通じて実りが得られるでしょう。
先日、LiNKX社のCEO兼共同設立者であるMohamed Osamnia氏と対談をした場面でも、同じ内容が話題になりました。Osamnia氏は、決まった目的がなくとも自分から人と交流しに行くことを推奨しています。
人々への思いやりや他者を手伝いたいという気持ちが重要なのだとのことです。この精神や取り組みを大切にできれば、皆さんもLiNKX社のCEO兼共同設立者になれるかもしれません。ー対談の様子は、こちらからご覧いただけます。
イベントを企画する
以前、ロサンゼルスで小規模ながら音楽クリエーターをしていた頃、LA Music Creatorsという対談イベントに参加する機会がありました。LA Music Creatorsはクラウドストレージ提供企業であるGobbler社の企画するイベントです。コミュニティー単位で自社製品への興味を掻き立てるには打ってつけの戦略ですよ。皆さんのお手本になるかもしれません!
現状の枠を飛び越えた先にある事業開発のチャンスを探しに行きましょう。
4. 商談ツールをものにする
事業開発マネージャー職では、CRM(顧客関係管理)システムが扱えると大きな武器になります。
既存顧客や見込み顧客との関係をスムーズに維持する際に役立つほか、ビジネスチャンスの時系列整理、カスタマーインタラクション分析や顧客データ分析にも重宝します。
まだCRMシステムを使ったことがない方も、安心してください。
CRMシステムツールをものにするポイント
トレーニングツールの活用
多くのCRMシステムから網羅的なユーザートレーニングがリリースされています。こうしたトレーニングツールを活用して、使い方をマスターしましょう。
定期的なCRMの進展調査と関係性の維持
CRMシステム上のデータを最新情報にしておくことが重要です。このステップには、通話記録やミーティングログの作成、契約状況の更新が含まれます。定期的に振り返りを実施して、事業開発の取り組みを整理をしておきましょう。戦略を考える上での有力なリソースとして活用できるでしょう。
CRMと分析・戦略
CRMシステムのデータは、ただ入力するだけではもったいないです。動向分析にも活用しましょう。 CRMシステムデータを使えば、市場動向や営業サイクルの追跡調査、事業開発アプローチを再検討する際にも役立ちますよ。
5. 汝の製品を知れ
事業開発マネージャーとして成功するには、自社製品の詳細な知識が不可欠です。
扱う製品を隅々まで知っておけば、効果的な売り込みができるほか、新なビジネスチャンスに気付いたり、顧客からのどんな疑問にも応えられるようになります。
どっぷりと製品情報に浸りましょう。
製品を把握するためのポイント
実際に使用する
可能であれば、担当する製品を実際に使ってみましょう。製品機能や性能の高さを自分の手と目で確かめてみましょう。
製品開発チームと意見交換をする
製品開発チームと定期的に意見交換をする場を設けましょう。製品の最新アップデート情報を常にチェックできるほか、製品に対する理解を深めるいい機会になりますよ。
カスタマーフィードバックを募集する
顧客側の製品利用状況を調査しましょう。カスタマーフィードバックに目を通すことで、製品の強みや弱点、改善点が見えてくることでしょう。
あとがき
最初の90日が、その後のキャリア形成において極めて重要になってきます。
今回ご紹介した5つのステップを踏まえていただければ、きっと成功を収めることができるでしょう。
自発的に行動し、新な知識を定期的に吸収する機会を得ることがキーポイントです。忘れないでくださいね。
事業開発マネージャーとしてキャリアを積んでいく上でも、また皆さんの企業の事業成長にもきっと役に立つことでしょう。