転職エージェントに聞くべき質問5つ
例えば、積極的または消極的に転職の機会を探しているとします。
すべての求人は、異なる転職エージェントによって仲介されています。
そのプロセスの全貌を把握するのは難しくなってきています。
いくつか興味がある求人を見つけたものの、どのエージェントが信頼できるのかわからず、応募すべきかどうか迷ってしまいます。
このような悩みをお持ちでしょうか?
私はIT転職エージェント、ウォールアンドケースで働くShivangiと申します。プロジェクトマネージャー、ソリューションコンサルタント、ITサポートエンジニアなど、顧客と接する仕事を探している方々を担当しています。
今回は、転職エージェントを信頼できるかどうかを見極めるために必要な5つの質問を紹介します。
良い転職エージェントは、会社、役割、チームについてできる限り多くの情報を提供し、面接の準備をしっかり行い、自分一人で給与交渉をしなければならないような、気まずい思いをしないように手助けをしてくれます。
以下に紹介する質問をすることで、エージェントとの信頼の土台を試し、彼らがあなたの目標や願望を理解しているかどうかを確認することができます。
それでは、転職エージェントに聞くべき5つの質問を紹介していきます:
1. 転職エージェントはどのような仕事をしているのですか?
日本には27,000社以上の転職エージェントがあり、それぞれが異なる働き方をしています。
正社員の求人のみを紹介するエージェントもあれば、契約社員の求人のみを紹介するエージェントもあります。両方の職種を扱っているエージェントもあります。
IT・テック系がメインのエージェントもあれば、金融・ライフサイエンス系に特化したエージェントもあります。また、あらゆる業界をカバーする会社もありますが、そのような会社でも、有名企業のクライアントがいます。
働く各エージェントたちも、それぞれ異なる専門分野を持ち、それぞれ異なる仕事をしています。
SaaS、サイバーセキュリティ、フィンテックなど業界に特化していたり、フロントエンドエンジニア、バックエンドエンジニア、セールス、オペレーションなど職種に特化していたり。また、業種と職種の両方にフォーカスすることも可能です。例えば、サイバーセキュリティ業界のセールスエンジニアやSaaSのフロントエンド開発者などです。
信頼関係の構築は、より深い理解から始まります。転職エージェントの仕組み、転職エージェント内の各担当者の仕事ぶり、最初の選考電話からオファーを受けるまでのプロセスについて、明確に把握する必要があります。
また、転職エージェントの中には、「候補者の所有権」を持つ会社もあり、リクルートエージェントに尋ねるべき次の質問があります。
2. 報酬はどのように決まるのですか?
「候補者所有権」を持つエージェントの場合、そのエージェントを通して転職が決まると、最初にあなたを見つけてデータベースに追加した担当者が料金の一部を受け取ることになります。いくつかの転職エージェントでは、その担当者があなたの転職のプロセス全てを担当した場合は、手数料のほぼ全額をボーナスとして受け取ることもあります。
なので、あなたの履歴書を社内の他のメンバーと共有することに抵抗を感じてしまうかもしれません。
当社ウォールアンドケースでは、転職活動をされている皆様が、できるだけ多くの求人の選択肢から選べるように、チームワークを大切にし、オープンに情報を共有しています。
また、転職エージェントは、転職活動をしている人の、転職先の給料の一部を搾取して稼いでいると思っている人が多いようですが、これは事実とは全く異なります。ほとんどの転職エージェントは、転職社を採用した会社から別途追加で報酬をもらっています。これは、企業が転職社に提示した年収総額に対するパーセンテージに基づいて計算されます。
総額が高ければ高いほど、エージェントは企業に高い報酬を請求することができます。ですから、エージェントは、あなたが可能な限り最高のオファーを得られるようサポートすることが最善の利益となります!
転職エージェントがどのようにお金を稼ぐかについて学びたい場合は、私の同僚Bryan Riosのこの記事をチェックしてください!
さて、転職エージェントがどのようにお金を稼ぐかについて理解したところで、守秘義務について聞いてみましょう。
3. 守秘義務はどのように確保するのですか?
守秘義務は、全プロセスにおいて重要なポイントです。エージェントがあなたの情報をどのように使用し、誰と共有する可能性があるのかについて話し合うことが不可欠です。
あなたの過去の経験や、期待することの情報に誰がアクセスできるのかを理解することで、驚くようなことがないようにするためです。
また、個人情報など機密性の高い情報の取り扱い方法についても問い合わせておくとよいでしょう。
機密保持を重視するエージェントは、特に現在就業中の方にとっては、あなたの転職活動が慎重になることを保証します。
4. 転職活動者と求人情報のマッチングはどのように行っていますか?
あなたと同じような経験や資格を持つ人を評価する際に、通常どのような特徴を探し、どのような基準で適性を判断しているのかを尋ねてみてください。
そのエージェントの答えの中にあるいくつかの点に注目してください:
あなたのスキル、経験、希望を理解するために時間を割いてくれているか?
あなたの目標に合致する機会を見つけることができるのか?
あなたの目標を達成するために、どのようなアドバイスをしてくれるのか?
転職エージェントは多くの履歴書を読み、どのような要素があなた書類通貨の可能性を高めるかを知っている可能性はありますが、それはあなたがその中で埋もれてしまうことを意味します。
エージェントが取引的な対応をしているのではなく、あなたの転職活動に適したレベルの努力をしていることを確認してください。
それでは、最後の質問です。
5. あなたのコミュニケーションスタイルと頻度を教えてください。
効果的なコミュニケーションなくして、信頼は得られません。
メール、LinkedIn、WhatsApp、LINE、Facebook、電話、直接会ってのミーティングなど、相手の好みのコミュニケーションチャネルを必ず聞いておきましょう。
求人情報、面接、フィードバックなどの更新頻度やタイムラインについて話し合っておきましょう。
予期せぬ事態は常に起こり得ます。面接の日程が変更になったり、条件が変わったり、採用が凍結されたり、最悪の場合、会社からフィードバックがなかったり。
転職エージェントは、何百人もの人(採用担当者と現役の求職者)とやりとりしていることを忘れないでください。万が一、担当者から連絡がない場合は、フォローアップをすることは問題ありません。むしろ、そうしてください。
透明性が高く、迅速な対応をするエージェントは、理想的には、あなたが何を期待するかについて情報を提供し、あなたが持つかもしれない懸念や質問に迅速に対処することです。
コミュニケーションに対する明確な期待値を設定することで、スムーズで生産的なコラボレーションを実現することができます。
まとめ
この記事からひとつだけ得られるものがあるとすれば、それは、質問をすることを恐れず、担当の転職エージェントのことをよく知ることです。
そうすることで、市場の最新情報を得たり、業界の変化を学んだり、何千人もの人の中で目立つことができたりと、長期的には双方にとって有益な関係を築くことができます。
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